NPO法人 神奈川県視覚障害者福祉協会 理事長挨拶
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『ごあいさつ』

視覚障害者が、社会で自立するためには、各種の支援や協力が必要となります。
当協会は、昭和23年に県内の視覚障害者が「県内の視覚障害者の福祉向上」のために立ち上げた当事者のために当事者が運営する団体です。
現在もその基本的な考え方は変わっておらず日々、県内の視覚障害者福祉向上や社会参加などのために活動を行っています。

今回、ライトセンターの指定管理を行うにあたり、当事者本位の運営を行うとともに、当事者ならではのきめの細かいサービスを提供したいと考えています。
これまで、70年以上にわたって視覚障害者福祉向上に尽力してきました。しかし、当協会は、ライトセンターのような大規模の施設運営の実績はありません。
今後は、安定的に事業を継続できるようにすることを最優先に考えるとともに、視覚障害当事者やボランティアの皆さんが引き続き安心して利用できるように、
これまでかかわってこられた関係者の皆さんと協力して、これまで以上に利用者やボランティアのための施設となるべく取り組みます。

ライトセンター設置から、これまで長きに渡りライトセンターを日本赤十字社が運営しており、その実績は大きなものであると当協会も考えています。
今後もこれまでの事業を継続して実施します。そのうえで、これまで当事者としてさらに取り組む必要があると考えていたことや、
県立の役割として全県的な支援など、積極的に行うことを考えています。詳細については紙面の関係がありますので割愛致しますが、
4月以降もこれまでいた職員の大半が残って業務に当たってもらえるのは大変心強く思っています。

私ごとになりますが、神奈川県の会長・理事長になって26年になります。
そんな私は、中学3年生の秋、体育の時間サッカーをやっていて同級生と激突し網膜剥離を起こし失明しました。
その後手術によって視力は幾分回復し弱視の時期がありました。高校からは盲学校に入学してライトセンターを知り、
運動会や図書など利用者としてかかわってきたのですが、失明して15年ほど経過したころです。弱視だった視力が更に衰え、
検査した結果「網膜色素変性症」であることがわかりました。思えば30代になったら失明する眼疾だったのです。
そんな経過があって、視覚障害者福祉活動にかかわるようになり、現在に至っています。
今後はライトセンターの指定管理をしっかり行っていくことと視覚障害者団体活動を進め、視覚障害者の福祉向上に尽力していくことをお伝えしてご挨拶と致します。


特定非営利活動法人 神奈川県視覚障害者福祉協会
理事長 鈴木 孝幸